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多様性を受容して発想を転換するユニバーサルキャンプin八丈島(執筆原稿の原文)
ある会議の帰り道「八丈島に場所があるんだけどな」という仲間の言葉に「えっ、じゃ、ユニバーサルキャンプをやろうよ!」その場で「ユニバーサルキャンプin八丈島」は実現に向かって進み出しました。今から5年前のことです。
せっかくの開発費がもったいない!
元気で若い人中心の社会から、多様な特性をもつ人たちが一緒に活動する社会へと時代は大きく転換しています。そのため多くの企業がユニバーサルデザインやユニバーサルサービスを本気で考え、高齢者・障がい者の雇用の促進にも真剣に取り組み、CSR推進室、ダイバーシティ推進室などを設けてきました。嬉しい状況だと思いながらも、せっかく大きな資金を使って進めているそうした施策や商品開発・サービスシステムにもうひとつ満足感がないのはなぜか。その疑問から、多くの方々が実際に多様な人たちと共に仕事や活動をする機会がないからではないかと気がついたのです。「ならばその機会をつくろう!」そう思っていたときの八丈島の話でした。
それぞれの特性を知り、その違いと可能性を実感する

目的はダイバーシティ(多様性)への気づき。メインは「自分と同じ人は誰もいない、みんな違うし、誰もがなにかしら不便さを感じていたりする、だから障がいは特別のことではない」ことを実感するためのプログラム「ダイバーシティ・コミュニケーション」。様々な特性を持つ人の不便さと仕事や生活での工夫などを聴く部屋を巡回。音の部屋(聴覚障がい者が主人)、光の部屋(視覚障がい者が主人)、動きの部屋(車いす使用者など)、関わりの部屋(障害手帳は持っていないがみんな不便さを持っている)、文化の部屋(外国人や文化に造詣の深い方)、八丈の部屋(八丈島の方)など。
主なプログラムは、コラボdeカレー/ダイバーシティ・コミュニケーション/ユニバーサル盆踊り/ユニバーサルスポーツ。お楽しみとして、語り/ダンス/夜のダイバーシティ(Bar in the dark/Bar in the silence)/温泉/海水浴/つりなど、2泊3日でさまざまな体験を一緒にするキャンプです。
100数名(うち障害者手帳を持った人が約3割)が飛行機で八丈島に。地元の参加者と一緒に盛り上がり、参加者たちは多くの気づきをその後の仕事や活動・生活に活かしています。このキャンプは毎年9月に実施します。今年は4回目。数年後には国際ユニバーサルキャンプとして実施し、さらに多様な人たちと活動の輪を広げていきたいと考えています。
どなたでも参加大歓迎です。http://u-event.jp/08unicamp/u-camp1.html
内山早苗




