株式会社ユーディージャパン

人材教育・出版・ユニバーサル環境の推進

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知識試験の効果・作成の実際
第2回 効果的な昇格試験づくりセミナーのご報告

第1回 セミナーのご報告はこちら

効果的な採用・昇格試験を提供するUDジャパンのアセスメント事業
第2回セミナーは「知識試験の効果・作成の実際」をテーマとして開催いたしました。午後のゲリラ豪雨で開催も危ぶまれましたが、幸いにも定刻前には雨も止み、皆様にご出席いただけました。

日時:平成25年8月23日(金)16:00〜
場所:株式会社UDジャパン 研修室
ご参加者:6名様
講師: 森住 光世


セミナー内容

プログラムは、代表の内山早苗の挨拶に続き、マネジャー森住光世が講師を務め、休憩を挟んだ三部構成で行いました。

16:00〜 内山からのご挨拶

【第一部】知識試験の設計と作り方

(1)知識試験 実施の流れと期間
(2)知識試験の基本設計
(3)知識試験の出題形式
(4)知識試験の科目
(5)事例1
(6)階層のレベル感はどうやって合わせる?
(7)知識試験の事前課題
(8)事前課題の学習によって得られる効果

【第二部】より品質の高い問題づくり

(1)事例2
(2)知識試験問題の精査例
(3)精査時のポイント
(4)出題根拠の明確化
(5)社内での運用体制

【第三部】知識試験の採点と効果

(1)採点の方式とその特性
(2)手採点の手順
(3)マークシートの採点の手順
(4)知識試験で見られる能力
(5)UDジャパンが考える効果的な知識試験

新鮮お寿司に舌鼓……懇親会

引き続き、同会場にて懇親会を行いました。 普段は配達していないお寿司屋さんが、握り立てを食べてほしいと、特別に配達してくださり、新鮮な味に舌鼓をうちました。
出来る範囲の手作りおもてなしでしたが、終了時間を回っても、皆様と楽しく話が弾み、楽しいひとときを過ごさせていただきました。
心より感謝いたします。

今回も、弊社ブランドの日本酒「大橋酒造 天」を味わっていただきました。

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質疑応答

セミナーでいただいた質問から、ご担当者 の間でよく聞かれるものをご紹介します。

  • 技術者向けの試験を実施しています。人事担当者が一人で作っていますが、技術のことはわからないので、正解以外の選択肢が本当に不正解といえるものになっているのか、不安に思っています。
  • もちろん、その技術の内容がわかる専門の方にチェックしていただくのがよいのですが、その専門の方もお忙しくてなかなかご確認いただけないことが多いと思います。
    そのような場合はご担当者自身がチェックされることになると思いますが、セミナーの内容にも盛り込んでいますように、正解以外の選択肢には、疑わしいけれど間違いと言い切れるものを置くとよいと思います。なおかつ、きちんと学んでいる方が解けば明確に正解がわかるものであることが必要です。
    とはいえ実際に作成してみると、なかなか難しいものであると思います。そのようなときには、弊社にてご相談に乗ることも可能ですので、お声がけください。
  • 自分で作成した問題が果たして問題として適切なのかといつも疑問を感じています。
  • お客様からよく伺うお話なのですが、試験問題作成を担当されている方は、問題内容を他の方に明かせないので相談することもできず孤独だという声をいただきます。それもあって、実際に問題をつくってみたものの、それが受験者にとって、会社にとって意味のある問題になっているかどうか、なかなかわかりづらいのではないかと思います。
    まずは実際に問題を作成する前に基本設計を立てることをお勧めします。そこで自社が今後向かおうとしている方向性や、受験対象者に今後どのような能力を身につけてほしいのかを確認・整理し、それに沿った出題科目や問題構成を考えていくとよいと思います。
  • 記述式の問題作成時には採点基準のつくりこみが肝だというお話でしたが、その採点基準の公開はしていますか。あるいは、公開はしないほうがよいのでしょうか。
  • お客様企業の人事ご担当者のご意向にもよるかと思いますが、基本的には採点基準の公開はしていらっしゃらないことが多いようです。ですが、公開することで公平性が保てるということであれば、公開もよいのではないかと思います。
  • トップが企業理念を重視しており問題の形にしたいのですが、どのように作成すればよいでしょうか。
  • 多くの企業様が企業理念をもとにした出題をしていらっしゃいます。出題の場合には、空所補充や○×選択式などで、最も大切なところ、知っておいてほしいところを問います。単語のみでなく文章そのものを空所にして問うのもよいと思います。
    あるいは、文章の四肢択一方式で、真に正しい内容を4つのうちの3つに盛り込み、1つを誤りの選択肢にするのもよいのではないでしょうか。
    また、企業理念以外でも、コンピテンシーや現在実行中の中期経営計画を問うことも、意義のある問題になると思います。
  • 落とすための試験、差がつく試験ではなく、その人材の才能、適材適所で見られる問題づくりをするには、どうしたらよいでしょうか。
  • 社員お一人お一人の能力や特性を見るのは、ある程度、ヒューマンスキルの問題で確認はできます。が知識試験だけでは難しいように思います。ケース試験や論文試験などと組み合わせて行うことで効果が得られるのではないかと思います。

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講師所感

弊社第2回セミナーは「知識試験の効果・作成の実際」をテーマとして開催いたしました。当日は稲光から豪雨になり定刻通りの開催も危ぶまれましたが、幸いにも全員の方にご出席いただくことができました。ありがとうございました。

「単に問題の作り方だけでなく、その設計方法からお伝えしたい」「問題の難易度調整の方法も、詳しくお話しできたら」「採点の方法も必要」…と、あれもこれもと内容を詰め込んだ急ぎ足でのご紹介だったため、種々わかりづらい点もあったかと存じます。しかしながら、どの方も真剣に耳を傾けてくださいました。厚く厚く御礼申し上げます。

企業が知識試験問題を実施する意義は、「試験によって受験者を試すこと」ではなく、「せっかくの試験という機会を、受験者本人の学ぶきっかけづくりとすること、ひいては企業に貢献できる人材をつくること」であると思います。そのための試験問題づくりに必要な手法を、実例を交えてご紹介させていただきました。皆様が実際に問題づくりをされる際に少しでも参考にしていただければ幸いです。

また、私どもがお客さま企業の知識試験問題作成を担当する際には、お客様企業が、自社が成長するうえで何を大切に思い、そのために社員をどのような人材に育てていきたいと考えていらっしゃるかをおうかがいすることが最も重要であると考えております。その意味で、直接問題づくりに携わっている方々からのお悩みをお伺いできたことは、私どもにとっても大きな財産となりました。ありがとうございました。

今回は2回に分け、「論文・ケース試験」「知識試験」についてのセミナーを行いましたが、またこのような機会を設け、少しでも多くの方にその手法をご紹介できればと存じます。
その際には、今回ご参加いただけなかった方にもご案内をお送りさせていただきます。どうぞご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。

UDジャパン 森住 光世

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アンケート結果

終了後、6名様にご参加いただき、アンケートを取らせていただきました。

1.セミナー全体について、5点満点で評価していただきました。
質問 評価点
(1)本セミナーは、総合的にみて有意義なプログラムでしたか? 平均4.3点
(2)知識試験の設計と作り方について、要点が把握できましたか? 平均4.7点
(3)より品質の高い問題づくりについて、要点が把握できましたか? 平均4.5点
(4)知識試験の採点と効果について、要点が把握できましたか? 平均4.2点
(5)他社事例は参考になりましたか? 平均4.5点
(6)講師の進行および説明はわかりやすかったですか? 平均4.5点
(7)このセミナーで学んだことは、自社の昇格試験に活用できると思いましたか? 平均3.8点
2.このセミナーで、良かった点やためになった情報をお寄せいただきました。(複数意見はまとめております)
  • 精査するポイントがためになりました。
  • 選択肢での難易度設定の仕方がためになりました。
  • 結果のまとめ方が参考になりました。
  • かなりノウハウを教えていただいたと思います。
  • 社内での必要知識を明確にして、それに応じた出題形式(論文か知識試験か等)を考える必要があることに気づきました。
  • 他社事例がわかりやすかったです。
  • 自社の不足点、改善点に気がつきました。
  • 丁寧に説明していただき、ありがとうございました。
3.次回に向けての改善点をお聞かせいただきました。(複数意見はまとめております)
  • いくつかの手法はわかりましたが、全体的なシミュレーションを見たかった。
  • 設計に向けた、さらなる具体的な部分が知りたかった。
  • 資料が白黒なので、図表が見にくい部分がありました。
4.その他のご意見です。(複数意見はまとめております)
  • 人事が、知識試験の必要性を伝えていく必要があることを感じました。

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